1D-LSD 2度目のチャレンジ
230813
前回75+75μgではあまり効かなかったので今回は量を倍(150+150μg)にし、接種間隔も短くした(最初の接種から約一時間後)。今回の体験をひとことで言うと、スゴかった。これがサイケか、、と。トリップ中の速記メモは膨大(ノート一冊分くらい)なので、抜粋、整理している。
“—-“は時刻不明。※印は後日書き足したもの。
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0409 朝0409、1D-LSD一枚(150μg)を摂取。
0456 わずかにボンヤリするような。うん、何か兆しは感じる。
0503 もう一枚(150μg)追加で摂取(計300μg)。
0513 前回と同じように、かすかな震え。力が入りにくい感じ。視界には変化なし。
0516 わずかに視界が歪んでいるような。ベランダから見た植物とフェンスが別方向に動いているように見えた。さっきのメモから3分しか経っていないことに驚く。時間感覚に変化が?
0524 首筋に震え。時々一瞬、視界に色がつく気がするが、ハッキリとではない。同様に一瞬ものが歪んで見えた気がする時がある。
0530 最初のタバコ。やっぱ震えはくるな。
0534 ようやく!視界がハッキリと歪んできた。ベランダから空を見ると、雲や空全体がうねうね動いている。今書いてる字も少しうねうねする。
0538 空全体がすごいことになってる。雲が圧倒的な立体感で迫ってくる。普段ではありえないほど奥行きがはっきりと感じられ、細部まで鮮明に見える。見ていると、空全体が歪む、動く、見えてない(たぶん存在しない)形も浮かびあってくる、形、質感などが変化する、一瞬絵画のようになったり、真っ白になって流れ出したり、見ていて飽きない。ただ凝視をやめ、視点を移すと元の空に戻る。見つめている間だけどんどん幻覚に変化する。これ、視界を遮るものが一切ないところで寝そべったら、すごいことになるな。空に吸い込まれ一体化してしまうかもしれない。
0557 なごりおしいが、部屋の様子も観察したい。ぐにゃぐにゃと言うほどでもないが、視界は歪む。視点を止めると見えてるものが変化していく、視点を動かすと元に戻る。そろそろピークに入るか?マインドは正常。幻覚はあるものの、元の視覚もあり区別できる。目を閉じると、閉じてるわりに視界が明るい。
0604 力が、入らない、、フラフラする、吐き気もある。
0610 色がピンクや緑に淡く転ぶ。文字がうねうねする。体が、、、重い、、数歩歩くだけで気力がいる。思考は正常。
0613 摂取後最初の食事(オレンジジュースとお菓子)。首筋が震えて、飲食しづらい。家の外からの反射が眩しい。でも凝視しなければ視界はおおむね正常。まだピーク前だと思うが、最初に摂取した分のピークはもう来てるころ。もう一枚追加摂取しようかという考えがよぎるが、思案した結果やめる(今摂取しても効果時間が伸びるだけで、トリップの深度は変わらそう)。
—-風呂に入ってきた。その直前あたりから、これがバッドか?という気配を感じる。 何か、嫌な感じ、風呂場の隅が一瞬黒っぽく。お湯もわずかに黒っぽく見えた、ような、何かゾクっとした。追加摂取しないで正解だったか。しかしね、バッドでもなんでも来いや、と思っている。もともと俺の内にあるものなのだから、しかと見てやりたい(※半分強がり)。視界はさっきより歪んでいる。こっからピークだ。
0644 だいぶキてるね。でもまだマインドは正常(※に思える)。幻覚とそれ以外の区別もできる。
0650 なんだかBadとGoodの間を揺れ動いてる気がする。ここで音楽を聴き始める。トリップしてきてる気がする。バッドの気配。視界の色が薄く、暗くなり、四隅、または暗部から、闇が侵食してくる感じ。
0658 聞いてる曲の合間に幻聴のようなものが聞こえる。男の声?
0659 なるほどねー。これがサイケか(※マインド的にも正常から離れきたのをを感じている)
。まだ一端に過ぎないんだろうけど。視界の隅で何かがちらつく。
0704 鏡で自分の顔を見る。普段通りだ。正常な感覚はまだ確保されている。にしても自分の身体、色々イタミやら老朽化してるのがよく見える。細部が異様に鮮明に見える。凝視すると、意識をある方向に持っていこうとする力を感じる。目の前にある自分の作品(※気に入っている写真を一つ、今日のため置いていた)がよりいっそうの彩りをもって感じられる。色彩が立体的に見える。今、このノートが青く。
0717 普段とは違う、剥き出しの寂しさや悲しさのようなものが強く表れている。聞いてる曲のビートが歪んで聞こえる。視界の隅に闇の存在を感じ続けている。この作品をここに出しておいて良かったと思う。見ることによって何かが保たれる。目の前の作品が、闇に流されそうなマインドを繋ぎ止めている。流されてみるのも悪くないかもしれない。おそらく今、どちらも選べる。踏み出してみようか。でも踏み出せずにいる。
—-さて、(※ここで覚悟を決めた)向き合ってみようか。音楽を切る。意識を繋ぎ止めようとする事をやめる。横になって目を瞑ると、七色の光の粒が灰色の立体的な構造物の表面を回路のように流れている。耳に入る音が光となって視覚に表れる。音が(視覚的に)うるさいのでイヤーマフをつけ遮断する。明かりを消し、襖を閉めて部屋を暗くする。闇と向き合うには、この方がいいだろう。視界が暗くなっていく。それを、そうなるにまかせる。俺は闇の本体を見たい。こいよ。あえて闇に意識を向ける。闇だけをみる。
(※意外にも、闇はそこから襲ってこなかった。若干拍子抜けし、つまらないので目を閉じて、そこで見えるビジョンに意識を向けることにした)
—-耳はふさいでいるが、気色悪いような、意外とクセになるような、不思議なサウンドが流れている。
(※ここからは目を閉じた時のビジョンや音に集中して、しばらくメモをやめる。途中聞こえた印象的なリズムだけは急いでメモしたのが残っている。しかしほとんど幻覚に没頭していて、半分意識は飛んでいたように思う)
0817 (※意識が戻る)トリップしたあああ〜、まだ浸っていたい!!!(目を閉じれば)まだつづく。
(※下は、半分飛びながらの走り書きメモ)
—-芸術には吸収力がある
—-先に踏み込むことで彼らの力は最小になる。逃げなければいいこと。
—-繰り返すリズム、螺旋状に上昇する和声
—-身体の震えとリンクしている?伸縮するトレモロ
0835 最初の摂取から四時間半、2度目接種から三時間半、ピークは過ぎたかもしれない。スゴかった。。サイケカルチャーというものが一つの流れとして存在する意味がわかった。これは体験しないとわからない。。想像以上だった。これは、この体験は、、そりゃ刻み込まれるわ。。いや笑うしかない。やはりアーティストであれば、トリップ中の体験を作品に定着させたいと思うだろうね。スゴすぎて無理なんだけど。俺は音楽だった。もはや既存の概念(メロディ、ハーモニー、音階、リズム、ビート、等)の枠で説明できるものじゃない。パート数だけで何百、何千、何万(※万は言い過ぎか)、、、エレクトロなサウンドではあったが、おそらく現代のコンピューターでは処理できない情報量。(※この音楽については後で詳細に書く)
0905 一応、ここまでに何が起きたかまとめておこう。最初、視界が歪み始めた時、とにかく空の雲に魅入ってしまった。いつまでも見ていたいし、吸い込まれそうだった。震えなどの症状がだんだん強まっていく。ピーク付近の時間帯に風呂に入るつもりで、準備してあった。で、結構いい気分風呂に入ろうとした時、視界の隅に一瞬イヤな感じ(闇と呼ぶことにする)がする。気のせいか?と思うが、またくる、さっきより強くなる。ああこれがバッドってやつか、と俺は悟る。完全にそこへ入ってはいないが、ヤバそうな感じはヒシヒシと感じる。もともと戦う覚悟はできていたが、ここは一旦なるべく意識を外し、見ないようにする。音楽をかけ、自分の作品を観る。注意を別のところへ向けることで、かろうじて保たれている感じ。闇は常に付け入る隙を狙っている。わかっている、対処の仕方次第では一瞬で持っていかれると。この時、自分の作品が”杭”の役割を果たし、だいぶ助けられた。流されそうな時これにつかまる(意識を向ける)ことで自分を保つ。その状態で、若干ビビりながらも気持ちを整え、ある時点で覚悟を決め、向き合おうとした。すると、自分を付け狙っていたかのような闇が、実際には表れず。代わりに美しい幻覚が始まった。音と映像の嵐。最初は音の粒が光の粒として視覚としても表れていたが、途中からは音楽に没頭し、映像の印象はあまり残っていない。(※-中略-まとめると書いておきながら、ここから脱線していく。思考の連鎖が止まらず、やたらに書き殴る。その要点をざっと下にまとめる)
—-音楽は深いネガティブから最高のポジティブまでを、その表現の中に内包できる。ひとつの流れの中にこれを吸収し、調和させる(←ここが作家のウデ)というのは、すごいことだ。(※新たな角度から理解した気分)
—-芸術は精神世界と物質世界を繋ぐ存在であり、その関わりをコントロールする為のツールとして機能する。だから古来からそのように使われてきた。(※同じく、新たな発見をした気分)
—-光と闇は表裏一体であり、いつでも即座にもう一方へ転じうる。闇から光へ転じる極意はそれを”手放す”ことである。(言うは易し)
—-闇と向き合う覚悟があること。それはセットやセッティング以前に、サイケをやるための必須の心構えである。
(※これらの思考、文だけ見るとなんてことはないかもしれないが、この時は感覚、感情、思考などが混ざり一体となっているため肌で理解しているように感じられる)
1008 さて、完全にピークは過ぎたね(※少し落ち着いてくる)。とりあえず今言えるのは、好奇心は満たされたということ。
1049 このピークからの抜け際、前回と同じだな。変に興奮し高揚してる。自分の体験やそこで得た思考などに、自分で酔っているのだ。暑ちぃー。まだ幻覚(視界の歪み、色や光の転びなど)はわりとはっきりある。闇の気配も常に感じる。
1101 ピーク時は、あまりのビジョンと音の洪水に圧倒されてメモできない(メモに意識を使いたくない)という感じだったが、ピークを過ぎるにつれメモはしやすくった。それでも思考がはやくて追いつけない感はある。へんな高揚感があり理性的とは言えないかもしれないが、リアルタイムなメモは、それにしかない価値があるはず。(※このあたりからも浮かんだ考えを雑多に書き殴っている。今読んでも辺に調子に乗った思考で恥ずかしいのだが、記録として残しておく。以下、ざっくりと)
—-戦う覚悟は必須だが気楽に構えることも大事。
—-日頃から自分の弱い部分、臆病な部分をよく自覚してることは大事だろうな。おそらく無自覚であるほど、それは外部から来る形で襲ってくる。
—-一番ヤバそうな時間帯を乗り切るところから、最高(と思える)のトリップへ繋ぐ、その対処は完璧で、ホントに初心者か?自分スゲーってなってる。闇の気配に対し、”杭”を常に捉えつつ、気持ちの準備を整え、不意打ちを避ける。タイミングをみて、勝負をかける。(※これが通用したのは一定以内の摂取量だったからだと思う)
1107 まだビジョンや音はあるかな。後で見たら調子乗った下品な文章だろうなーとか思いつつ(※上のような文のこと)。あんまり速記しすぎるもんだから、シャーペンのグリップが手前にズレてきている(これは幻覚じゃない笑)。まだ光がチカチカするなー。
1130 自分は今日、バッドへ行きそうな波を何度か乗り越えているのだが、それでもなお闇の気配は常に、今も感じる。やはり自分の闇は決して浅くない。完全に克服したと過信しないよう。もっと高用量の摂取だった場合でも対処できる確信はない。でも対処してみせる、という気概はある。
1153 思うに、1D-LSDはサイケな効果とは別に、身体的な不快感が常にあるため、流れにまかせているとバッドに行きやすいように思う。やはり手を出そうとする時点での心構えが重要、と言うより必須、と改めて思う。あとこれを書いていること自体、正気を保つのに少なくない役割を果たしてるんじゃないか。ただこまめにメモしてるとトリップに没頭しづらいのはデメリットかも。
1257 気分はだいぶ落ち着いてきた。でも幻覚はまだある。ちとバッド気味(※この辺りから気分は落ちてきている)。ノドの奥の不快感が常に闇を誘発しようとする。ちと寝てスッキリしたいけど、目が冴えて眠れんね。
1400 今、海外ドラマを見ながら思った。自分では頭の回転が速くなってように感じていたが、外部情報に対する理解力は上がっていない(※ドラマの内容がよく理解できない)。むしろ下がっている気さえする。思考力が上がっていたとしても、それは内面的な処理に限るのではないだろうか。いやそれも錯覚ということも。
—-身体的な不快感が長時間まとわりつくのはこれ(1D-LSD)の欠点だと思う。(※首の震えと吐き気はずっと続いている)
1409 ピークを過ぎてからはずっとバッド気味、だが浅いので流している。もう視覚の歪みも落ち着いてきたかな。(※ここから興奮状態の時の思考内容について、当時よりは冷静に振り返っている。下にざっとまとめる)
—-自分はアート作品がマインドを支えるために有効だと書いたが、それは視覚の歪みがそれほど強くない場合に限るだろう。
—-先のメモで乗り切ったことを自賛しているが、実際にはバッド(闇)を完全には克服できていないこと。気合いで乗り切った”が”手放す”ことはできていない。
1613 ピーク時の体験をもう一度描写してみる。(※ここからまたあの音楽の言語化を試みているが、ここでは省略)
1818 もう歪みはほぼないのだが、ここにきて新たな現象。細かい粉のようなものが部屋の中に降りそそいでいる。さっき外出した時も、晴れているのに霧雨が降っているように見えた。
—-「にゃんこ大戦争」を開くと、にゃんこ達の顔がホラーに見える。(※笑い事ではなくマジで怖かった)
230813—-(翌朝)とてもスッキリした気分。体の不快感も完全に消えた。
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<ピーク時に体験した”音楽”について>
メモの中でこれの言語化を何度か試みているが、そのまま載せるとレポートが煩雑になるので、ここにまとめる。
—イヤーマフをつけ、目を閉じた時最初に見えたのは、七色の光の粒が、灰色の立体構造物の表面を高速で流れているビジョン。そして高速で巡る光の粒子が一粒(瞬間的な音価)の音となって流れる。その粒だちにはムラがあり、速度の伸縮するトレモロのようなリズムをつくる(単体としての持続音はほぼ存在しない)。音の密度(トレモロの速度)は高→低→高または低→高→低のような一回の往復の変化を一つの塊とみることができる。一つの塊の中でピッチ、音色、定位(一つひとつの音にはっきりと位置を感じる)なども微妙に変化するがリズムにはある程度一貫性があり、基本的に一つの塊が持つリズムを後続の塊は模倣していく。リズム以外の要素は常に変化するが、リズム自体も少しづつ、時に唐突に変化する。この伸縮するリズムを持つ塊が無数に現れては消えながら展開(ランダム的なタイミングで重なりながら、数を増やす)していく。新しいリズムパターンや音色、またはそれ以外の要素をもった塊が現れると、それ以降に現れる塊もそれに呼応するように変化していく。呼応しながら数が数を呼び、それが幾千幾万の連鎖を生み、やがて音の洪水のようになっていく。壮大に渦巻きながら螺旋状に上昇していくようなイメージ。ひとつひとつの塊はそれほど複雑なものではない(とはいえその変化のしかたは絶妙)が、膨大な音の洪水となることによって様々なハーモニー(音階上のハーモニーではなく無段階に変化するピッチ、質感が一体となった不思議なハーモニー)を生んでいく。そこでは和声、リズム、メロディーというように、要素を切り分けてとらえることはできない。すべての要素が(幾千万のパーツでできているにもかかわらず)個別に変化し続けながらも、同時に全体としても調和し続け、変化し、展開する。すべての変化が無段階である。それが行くところまで行くと、また唐突に新しいパターンが出現し、そこからまた次の展開(上のような構造、プロセス)につながっていく。
これがベースとなる基本構造だが、単純に上のような展開がループするわけでもなく(単純な繰り返しは、細部においても全体の構造の中でも、ひとつもない)、微妙なリズムの変化や、唐突な変化(急に一度もなかったような音色やリズムが現れるなど)は幾度も現れた。もはやあまり具体的に思い出せないのだが、そのような変化が起こる度、その絶妙さに感嘆したのを覚えている。
例えば途中、音の洪水が止んだかと思うと急に静かになり、そこから暗く不気味な音が現れる時があった。ある音に対しそれに呼応するように次の音が現れ連鎖していくのは同じだが、この時だけ持続音が現れる(不安定なピッチと音色。音数は少ない)。そこにリズムは無く、不穏な影が蠢いているような感じ。しかしあまり長くは続かず、わずかにリズムを持った動き(持続音の末尾が途切れ途切れになるなど)が現れると、次に来る音はそれに呼応し始め、リズムが生まれてくる。徐々に先に述べたような基本構造へ、再び回帰していく。このような要素は音楽に奥行きとアクセントを与えていた。レポートの中でも書いたが、音楽の持つ、異なる(時に相反する)要素を時間軸の中に調和させる性質の発見、というのはここからきている。
また塊の中には(譜面に表せるような)リズミックなパターンが現れることがあり、やはり後続はそのリズムを模倣していく。しかし後続の塊はランダム的なタイミングで現れ、増えながら重なっていくため、徐々に個々のリズム感は薄れ、やがては(複雑すぎて)リズムと認識できなくなっていく。究極のポリリズムといった感じ。
体験直後の印象として、これを再現し定着させるのは不可能だと思った。人の手で演奏できるものじゃないし、最新のコンピューターでも処理しきれないほどの情報量。また音楽的な構造だけでなく、一つひとつの音の臨場感、全体の立体感もすばらしく、どんな音響機器でもこれを再現できないと思った。(スーパーコンピューター的なものと立体音響を組み合わせれば近いものができるかもしれない)
全体として、メロディを持たないうえ、楽音らしい音(音階)はなく、リズム的にもランダム性が強い(拍子やビートがない)ため、これらを一連の”ノイズ”ととらえることもできるかもしれない。しかし粗から密、静から動への変化や、メリハリを持った展開があり、細部に繰り返されるリズミックなパターンを持っている。自分はこれを”音楽”だと感じた。
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230818 数日経ち自分の書いたメモを見直してみると、効果が現れ始めてからピークまで、バッドとグッドの間を揺れ動いていて、危うい。しかし幸運なことに、最大ピーク時のトリップはほぼグッドだったと言える。それからしばらく興奮状態が続き、緩やかにテンションが落ちてゆく。そして抜け側の後半はほぼバッドに入っている。抜け側だったのでまだ軽く、トラウマになるほどではなかったが、もしピーク時の深度でバッドに転んでいたら、と思うと恐ろしい。メモではうまく乗り切れたと自賛しているが、今思えばたまたまだと思う。おぼろげながらバッドの危険さは確かに感じたし、バッドと向き合う覚悟がなければ手を出さない方がいい、というトリップ中の考えには今も同感である。
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<参考情報>
1D-LSD(マゲマゲ屋で購入)
摂取量:最初に150μg、約一時間後に150μg追加
体重:70kg-80kgくらい